PR

※当ページにはプロモーションが含まれています

AIは最初が肝心。ダサループに巻き込まれる前に

AI活用

AIで画像を作っていると、たまにあります。最初に出てきたものが、びっくりするくらいダサい。

そこで「もっとシンプルに」「もう少し今っぽく」「色を減らして」と直していくのですが、なぜかずっとダサい。少しずつ変わってはいるのに、最初の雰囲気から抜け出してくれません。

私はこれを勝手に「ダサループ」と呼んでいます。

AIは何度でもやり直せるので、最初は適当に頼んでも大丈夫そうに思えます。でも実際は、最初の入り方がかなり大事です。

いきなり完成画像を作らせない

たとえば美容室の広告を作るとして、

「おしゃれで高級感のある美容室のチラシを作って」

とだけ頼むと、AIは一応それらしいものを出してくれます。

でも、「おしゃれ」「高級感」という言葉はかなり広い。

黒背景に金文字になるかもしれないし、モデル写真が大きく入るかもしれない。葉っぱや曲線や英字が大量に入ることもあります。

問題は、それが一度出てしまうと、その後の修正もその案を土台に進みやすいことです。

「もう少しシンプルに」と言っても、豪華な背景が少し減るだけ。

「もっと一般向けに」と言っても、人物が少し柔らかくなるだけ。

こちらとしては全部捨てて違う方向へ行ってほしいのに、AIは律儀に今の案を直そうとします。

そしてダサループが始まります。

最初は企画から相談する

私が最近よくやるのは、画像を作らせる前に企画からAIを参加させる方法です。

まず、

誰向けなのか。

何を一番伝えたいのか。

どこで使うのか。

価格帯はどうか。

店の雰囲気はどうか。

競合と何が違うのか。

そのあたりを話します。

たとえば、

「40代以降の男性が中心の理容店。派手な店ではなく、一人ずつ対応する小さな店。安さではなく落ち着いて通えることを出したい。広告ならどんな方向が考えられる?」

というところから始める。

すると、いきなり画像を作らせるより、こちらが考えていることをAIも少しずつ理解していきます。

この段階では、まだ画像を出さなくていい。

まず方向を考えるだけです。

「ありがち」を先に出してもらうのも使える

AIは平均的な案を出すのがかなり得意です。

逆に言えば、何も考えずに頼むと、みんなが思いつきそうなところへ行きやすい。

だから私は、ときどき先に、

「この内容でありがちな広告表現を出して」

と聞きます。

すると、

清潔感のある店内写真。

笑顔の人物。

高級感を出す黒や紺。

安心感を表す柔らかな書体。

など、いかにもありそうな案が出ます。

そこで、

「これは避けたい」

「これは使ってもいい」

と決めていく。

最初にありがちな道を確認しておくと、そこから外す方向も考えやすくなります。

ビジュアルも、いきなり作らず相談する

企画が決まったら、今度はビジュアルです。

ここでも、すぐに「作って」とは言いません。

「写真を大きく使うなら、どんな構図が合う?」

「人物なしなら何を象徴にできる?」

「左に見出しを置くなら、右側は何がいい?」

「黒を使わずに落ち着いた印象にするなら?」

みたいに、少しずつ詰めます。

このやり取りをしてから画像を作らせると、最初から方向がかなり絞られています。

結果として、修正も少なくなります。

一発で当ててもらうというより、AIと一緒に少しずつ狭めていく感じです。

個性は、最後に足すものではない

AIを使うと似た画像が増える、という話はよくあります。

それは確かにあると思います。

でも、同じAIを使っていても、出てくるものにはかなり差があります。

その差は、最後のプロンプト一行だけではありません。

最初に何を考えていたか。

どんな店なのかをどこまで伝えたか。

ありがちな方向を避けたか。

どの案を選んだか。

どこで「これは違う」と止めたか。

そういう判断が少しずつ積み重なっています。

プロがAIを使ったときに多少個性が出やすいのは、AIの操作が特別に上手いからというより、その前にある程度考えているからだと思います。

ダサループに入ったら、粘らない

これはかなり大事です。

何度直しても変な方向から戻ってこないときは、いったんやめたほうが早いです。

「もっとシンプルに」

「違う」

「もっと洗練して」

「そうじゃない」

これを続けていると、時間だけが溶けます。

最初の案に引っぱられすぎていると感じたら、新しい会話で企画からやり直す。

そのほうが、あっさり良いものが出ることがあります。

AIは何度でも修正できるからこそ、全部を修正で解決しようとしない。

ここも使い方のコツです。

AIの使い方のコツは、プロンプトより順番かもしれない

AI画像の話になると、どうしても「どんなプロンプトを書けばいいか」という話になりがちです。

もちろん、言葉の選び方も関係します。

でも私が実際に使っていて感じるのは、それ以上に、

何を最初に相談するか。

いつ画像を作らせるか。

どの段階で方向を決めるか。

この順番のほうが大きいということです。

最初から完成品を出させるのではなく、

企画を相談する。

方向を決める。

ありがちな案を確認する。

ビジュアルを相談する。

最後に画像を作る。

この流れにすると、ダサループに入る確率はかなり減ります。

まとめ

AIをうまく使うコツは、ものすごい呪文のようなプロンプトを書くことではないと思っています。

AIの癖を知って、どの段階で何を相談するかを掴む。

そのほうが、結果的に自分のイメージに近づきます。

そして、もしここまで読んで、

「企画から相談して、方向を決めて、何回もやり取りするの、めんどくさいな」

と思ったら。

その場合は、プロに頼んだほうが早いです。

AIを使えば何でも一瞬でできるように見えますが、結局、考えるところまで全部なくなったわけではありません。

そこを面白いと思える人は自分でやる。

めんどくさい人は、人に頼む。

そのくらいでいいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました