スタンプは案外働きもの
LINEスタンプというと、友達同士で使うもの、あるいは販売して収益化するものというイメージがあるかもしれません。
実は、私が制作を担当している理容店でも、お店専用のLINEスタンプを導入しています。
最初は「あると便利かな」くらいの気持ちでした。
ところが実際に運用を始めると、スタンプは予想以上によく働いてくれました。
LINE予約は同じやり取りの繰り返し
リピートしていただけるお客様は、ほとんどの方が「次回からはLINEで予約したいです」と、お友達登録をしてくださいます。
すると予約は、このような流れになります。
「予約したいんですが。」
「ご希望のお日にちや時間はありますか?」
「○日の午後なら大丈夫です。」
「メニューはカットだけでよろしいですか?」
「はい。」
「○時でご予約承りました。当日お待ちしております。」
お店によって多少違いはありますが、このようなやり取りは毎日のように繰り返されます。
最低でも3回ほどは定型的な返信が発生します。
もちろん、日時やメニューなど、その都度入力しなければならない内容はあります。
ですから、すべてをスタンプに置き換えることはできません。
スタンプを2つ挟むだけで違う
それでも、「ありがとうございます」「ご予約承りました」「お待ちしております」といった定型文をスタンプにするだけで、返信はかなり楽になります。
例えば、やり取りの途中で2つスタンプを挟むだけでも、入力する文章はぐっと減ります。
ほんの数秒の違いですが、これが一日に何件も続くと意外と大きな差になります。
実際に使っている店主に感想を聞いてみると、返ってきたのは意外とシンプルな答えでした。
「挨拶くらいは秒で返したいから、大助かり。」
LINE予約では、お客様を待たせないことも大切です。
「ありがとうございます。」
「ご予約承りました。」
「お待ちしております。」
こうした短い挨拶は、毎日何度も送る言葉です。
スタンプなら、迷わずすぐ送れる。
たったそれだけのことですが、忙しい営業時間中には、この数秒が思っていた以上に大きな違いになります。
「もうスタンプがないと回らないくらい助かっている。」
という言葉が返ってきました。
これは作った側としても、少し驚きでした。
40個作った。でも毎日使うのは8個くらい
今回制作したスタンプは全部で40個あります。
予約、お礼、お知らせ、施術中、営業時間など、考えられる場面をひと通り用意しました。
ところが、実際によく使うのは8個くらい。
使用頻度には、かなり偏りがありました。
最初から8個だけ作ればよかったかというと、そうではありません。
実際に運用してみたからこそ、「本当に必要なスタンプ」が分かったのです。
これは、使ってみないと分からない発見でした。
販売するためではなく、仕事を楽にするため
LINEスタンプというと、販売して収益を得るためのものと思われがちです。
しかし、小さなお店では考え方が少し違います。
美容室、理容店、整体院、ネイルサロン、ペットサロンなど、LINE予約が中心のお店なら、スタンプは接客ツールになります。
毎日送る「ありがとうございます。」
毎日送る「ご予約承りました。」
毎日送る「お待ちしております。」
この繰り返しを少し楽にしてくれるだけでも、十分価値があります。
スタンプは案外働きもの

実際のスタンプがこちら▶︎理容室のためのスタンプ
派手な機能ではありません。
売上が急に伸びるようなものでもありません。
でも、毎日使う道具だからこそ、小さな便利さが積み重なります。
仕事で毎日使う文房具を、自分の手に合ったものへ替えるような感覚です。
今回、実際の運用を通して感じたのは、お店専用のLINEスタンプは「見せるためのデザイン」ではなく、「働くためのデザイン」だということでした。
今日もどこかで、お客様とのやり取りの中に、何気なくスタンプが送られています。
目立ちはしませんが、毎日きちんと仕事をしてくれる。
使ってみて初めて分かりました。
スタンプは、案外働きものです。


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