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AIで画像が出ても、それそのまま印刷できません

AI活用

AIで画像を作ることが、かなり身近になりました。

チラシっぽいものも、ポスターのようなものも、文字入りの画像まで作れます。

画面で見るとかなり完成しているので、そのまま印刷通販に送れば終わり、と思ってしまうのですが、

実際にはそうでもありません。

AIで画像が出たことと、印刷用データができたことは別です。

画面できれいでも、印刷では足りないことがある

スマホやパソコンの画面ではきれいに見えていても、大きく印刷すると画像が荒くなることがあります。

印刷では「dpi」という解像度の目安を見ます。

一般的なチラシやパンフレットなら、仕上がりサイズで300〜350dpi程度あると安心です。

ただし、画像のピクセル数が大きければ何でも大丈夫、というわけではありません。

A4で使うのか、A3まで広げるのかによって必要な解像度は変わります。

AI画像を無理に大きくすると、画面ではそれなりに見えていても、印刷すると輪郭が甘くなることがあります。

「A3で作って」と頼んでも、A3入稿データにはならない

AIに「A3ポスター用」と頼めば、それらしい縦横比の画像は作ってくれます。

でも、それがそのまま297×420mmの印刷データになっているとは限りません。

さらに印刷物には、仕上がりサイズの外側に「塗り足し」が必要になる場合があります。

背景や写真を紙の端まで入れる場合は、断裁のズレで白い紙が見えないように、通常は外側まで少し画像を伸ばしておきます。

画面ではまったく気にならない部分ですが、印刷データでは普通に確認するところです。

RGBとCMYKでも色が変わる

AI画像やWeb画像は、多くの場合RGBという色の仕組みで作られています。

一方、一般的な印刷はCMYKというインクの組み合わせで色を出します。

画面は光、印刷はインクです。

そのため、画面では鮮やかに見えた青や緑、オレンジなどが、印刷すると少し沈んで見えることがあります。

「画面と同じ色がそのまま紙に出る」と思っていると、少し驚くところです。

文字入りAI画像も、そのまま使うとは限らない

最近は、日本語入りの広告画像もかなり作れるようになりました。

ただ、印刷物として使うなら、私は文字を後からIllustratorなどで入れ直すことがあります。

AI画像の中に入った文字は、普通の文字データではなく画像の一部だからです。

価格を変更したい。

日付を直したい。

電話番号を変えたい。

文字を少し大きくしたい。

店舗の広告では、こういう修正が普通にあります。

画像の中に文字が焼き込まれていると、後から直しにくくなります。

印刷通販に送ると、実際に注意が出る

ここが一番分かりやすいと思います。

ネットの印刷通販にデータを送ると、サイズ、解像度、塗り足し、フォントなどについてチェックが入り、注意が表示されることがあります。

場合によっては、そのままでは入稿できず、データを直して再入稿になります。

一方で、警告が出ても、その内容を確認したうえで印刷へ進められるサービスもあります。

だから、AI画像は絶対そのまま印刷できない、という話でもありません。

気軽なチラシなら、そのままでもいいと思う

店内に数日貼るものや、少部数の簡単なお知らせなら、

「多少画像が荒くてもいい」
「色が少し違っても困らない」
「とりあえず読めれば十分」

ということもあると思います。

そういう用途なら、警告の内容を見たうえで、自己責任でそのまま印刷するのもありです。

全部の印刷物をきっちりプロ仕様にする必要はありません。

ただし、警告の意味が分からないまま進めるのと、「今回はこれで十分」と分かったうえで進めるのは少し違います。

失敗できないチラシは、プロに頼んだほうがいい

逆に、折込チラシ、大量に配るもの、イベント告知、開店案内、長く使うパンフレットなど、失敗できない印刷物は一度きちんと確認したほうがいいと思います。

印刷は、一度刷ってしまったら戻せません。

画像が荒かった。
文字が切れた。
色が思ったより違った。
サイズを間違えた。

こういうことが起きて刷り直しになれば、最初からプロに頼むより高くつくこともあります。

部数が多ければ、印刷代だけでなく納期までずれてしまいます。

AI画像は「完成品」より「かなり使える素材」

私は今のところ、AIで作った画像を完成品というより、広告に使う素材として考えるのが分かりやすいと思っています。

以前なら、欲しい写真がなかったり、撮影する予算がなかったりすると、そこでデザインの選択肢が狭くなっていました。

今は、必要な構図や雰囲気の画像を自分で作れます。

これは小さなお店にとってかなり便利です。

ただ、その画像をどのサイズで使うのか、文字をどう扱うのか、塗り足しは必要か、印刷したときに問題がないか。

そこは、まだ印刷用の確認が必要です。

まとめ

AIのおかげで、チラシやポスターの見た目を自分で作るところまでは、本当に簡単になりました。

でも、画面で完成していることと、印刷用データとして完成していることは別です。

気軽なチラシなら、多少の注意が出ても自己責任でそのまま印刷する。

一方で、部数が多いものや失敗できないものなら、印刷前にプロに確認してもらう。

私は、そのくらいの使い分けがちょうどいいと思っています。

AIで画像を作るところまでは自分で。
必要なら、その先の印刷用データだけプロに頼む。

これからは、そういう頼み方も普通になっていく気がします。

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