私は30年以上、自宅で仕事をしてきました。
FAXと電話でやり取りしていた時代から始まり、パソコン、インターネット、スマートフォンと、仕事の道具は次々に変わってきました。
そのたびに戸惑いましたが、振り返ると「変化に対応すること」も仕事の一部だったように思います。
そして今、また大きな変化がやってきました。
AIです。
ChatGPTをはじめとするAIツールは、文章を書き、アイデアを出し、画像まで作るようになりました。
「仕事を奪われるのではないか」
そんな不安の声もよく聞きます。
実際、私も最初はそう思いました。
しかし使ってみると、少し違う景色が見えてきました。
AIは便利です。
文章の下書きを作ったり、広告のアイデアを考えたり、作業時間を短縮したりできます。
でも、AIだけで仕事が完結するわけではありません。
どの案を採用するのか。
お客様に何を伝えるのか。
最終的な判断は、やはり人間が行います。
だから私は、AIに負けないために頑張るのではなく、AIを使う側になることを選びました。
AI時代は「掛け合わせ」が武器になる
昔は一つの専門技術を持っていれば仕事になりました。
しかし今は、それだけでは差がつきにくくなっています。
例えば、
- デザイン × AI
- 広告 × AI
- 理容室 × AI
- 小さなお店 × AI
このような掛け合わせが価値になります。
特別な資格よりも、自分の経験とAIを組み合わせることの方が重要かもしれません。
AIにはできないこともある
AIは優秀ですが、人間らしい経験までは持っていません。
お客様とのやり取り。
現場で感じた違和感。
長年の失敗談。
そうした積み重ねは、AIが簡単に真似できるものではありません。
私は広告デザインの仕事をしていますが、最終的に選ばれる理由は技術だけではないと感じています。
「相談しやすい」
「返信が早い」
「話を聞いてくれる」
そんな部分も含めて仕事になっています。
小さな仕事を続けるために
これからの時代は、AIを避けるよりも活用する方が現実的です。
文章を書く。
チラシを作る。
アイデアを出す。
そうした仕事をAIに手伝ってもらいながら、人間にしかできない部分に時間を使う。
私はそれが、小さな仕事を長く続けるコツだと思っています。
変化は不安です。
でも、スマートフォンを使えるようになったように、AIも少しずつ慣れていけばいい。
そう考えると、未来は案外悪くないのかもしれません。

