60代からのNISAは軽く使い倒すべき理由

投資＝20年寝かせるもの？──そんな常識は若い人向けの話です。
60代には60代の投資のやり方がある。NISAの非課税枠を気軽に使いながら、
自分のルールで売ったり買ったりしていい。
この記事では、FXで痛い目を見た筆者がたどり着いた「軽くて続く」投資法を紹介します。

投資の世界でよく言われるのが、「一番増えているのは、死んだ人の口座」って話。
つまり、放置が最強。
使うタイミングを失ったまま、投資期間が伸びたことで結果的に増えた。

それって資産家の話じゃないの？と思う。

次の世代に渡す準備をする人もいる。
でも、ふつうの生活者なら、生きてるうちにお金は使ってナンボ。
投資でお金を増やすのは、人生を軽くするためであって、増やしたお金を、
お墓の中に持っていくわけじゃない。

ネットや動画でよく見かける、「20年は売るな」「ガチ保こそ正義」。
あれ、誤解しないように。
ほとんどは20〜40代の視聴者に向けた話です。
60代がそれを真に受けて20年待つと、気づけば80歳。
その頃には、スマホ操作すら億劫かもしれない──それが現実です。

それよりも、今できること・今欲しいものに使っていく投資。
行きたい場所、食べたいもの、買い直したい椅子。
体が動くうちに、経験にもお金をまわす。
これが60代の投資スタイルでは？と思うのです。

「どうなったら売るか」──これを決めておくだけで、投資はずいぶん気楽になります。

たとえば私はこんな感じ：

このくらいの“自分ルール”があると、迷いが減ります。
大事なのは、「不安な時こそ、自分のルールを守る」。それだけ。

まず、売っても損ではありません。
普通預金も資産、投資中の金額も資産。
どちらも自分のものです。
決済したって自由に使えるだけで、損失ではない。
時間も、一週間もかかりません。

もし使わなかったら、次の積み立てNISAに回せばいいだけの話。

株価というのは、一直線に上がるものではありません。
上がったり下がったりを繰り返して、ゆるやかに右肩上がりになる。

だから、上がったところで一度決済する。
その後、株価が下がるのを待つ。
下がったらまた積み立てる。
上がり続けた？
なら、倍になったところで決済すればいい。

そんなに複雑な話ではないのです。

1日で何万円も、なんて話に引かれて手を出しました。
結果、チャートに張りつき、寝不足、冷静さを失い、損切り。

今思えば当然です。
知識も経験もないのに、短期で利益を狙った。無理がありました。

この時、ようやく気づきました。
「投資は欲を出すと負ける」ということ。

どれだけのプロがFXをやっているか。
その中で、個人が勝ち続けられると思いますか？

FXは、勝つ人と負ける人が必ず出る世界です。ゼロサムゲーム。
つまり、誰かの利益は誰かの損失です。

たまたま勝ちが続いた人が、マニュアル本を書いたりしていますが──
それを読んでも、同じにはなりません。
じゃんけんの勝ち方に再現性がないのと、同じです。

いろんな人が、いろんなことを言います。
でも、最後に動くのは自分。責任を取るのも自分。

だから、自分でルールを決めるしかない。
それを守る。誰になんと言われても。

投資に正解はありません。
あるのは、「自分が納得できるやり方」だけです。

まあ、そんな感じで、ゆるくやってます。最悪、使わなくても怒られませんしね。

またね！

※アイキャッチには、イラストACのエトユニグラフィックさん（作者ページ）の素材を使用しています。

📣応援してもらえると助かりんこ。にほんブログ村

created by Rinker

¥1,540 (2025/6/29 7:42:03時点楽天市場調べ-詳細)

☝️私がニーサを始める時に参考にした本です。持続可能、納得の一冊です。