いいかみんな!
ロゴってな、ちょっと考えただけでも、結構むずいのだよ。
責任持てる?持てるよね。だってコンペだし。
せいぜい高くても、5万円だもの(苦笑)
これは冗談みたいだけど、本気で言ってます。
私は、素人が作ったロゴを見つけるのが得意な人です
街中の看板やチラシを見ては
「これ、たぶんクラウドソーシング案件だな」と心の中でつぶやいています。
クラウドソーシングでは、誰でも提案できるコンペ形式が人気です。
クライアントはたくさんの案から選べるし、制作者側も“選ばれる”喜びがある。
一見、いい仕組みに見えます。
でも私、思うんですよね。
会社のロゴを、それで決めちゃって大丈夫なん?

説明くさいロゴは、引き算ができてない
素人っぽいロゴの特徴としてよく見るのが「説明くさい」デザイン。
- 自然を表現したくて、木の絵+鳥+太陽
- 優しさを伝えたくて、ハート+手+微笑んでる人
アイデアを“そのまま絵にする”のは、デザインじゃなくて説明です。
考えを削って、記号にするのがロゴなんだよ。
もう考えることないってぐらい考えたか?
提案する前にせめて一晩は寝かせよう。

わかりやすいロゴほど、選ばれがちのジレンマ
クライアントって、どうしても「意味が伝わりやすい」ロゴに目がいきがち。
でもそれって、
「あー、木の会社だから木を描いたのね」って“答え合わせが早すぎる”ロゴになっちゃう。
それ、10年後に古くならない?
50年使えるロゴになってる?
流行りの立体感、グラデーション、未来感…
5年で“なんかイタい”になるリスク、けっこうあります。
ロゴは“削る力”。ナイキとOpenAIを見よ

ロゴって、つい「意味を込めよう」としすぎて、あれこれ詰め込みがちなんだけど、
本当に強いロゴって、“削ることで伝える”ものなんですよね。
たとえば、ナイキ。
あの「スウッシュ」、ただの曲線一本。
でも、見た瞬間に「スピード」「勢い」「動き」が伝わる。
スポーツブランドとして、これ以上ないってくらい完結してる。
- 名刺でも映える
- 靴にもTシャツにも馴染む
- 小さくしても崩れない
- モノクロでも問題なし
しかも、学生が作って35ドルだったという逸話つき。最終的にはナイキからしっかり感謝されて、後に報酬も追加されたとか。
もうひとつ、OpenAIのロゴ。
最近のお気に入り。まるっとしてて、ちょっと可愛い。でもちゃんと頭良さそう。
六角形が連なったような形で、「つながり」や「循環」「進化」も感じられる。 ︎
見た目はやさしく、意味は深い。まさに今っぽいロゴ。
- ファビコンにも最適
- アプリアイコンにも向いてる
- 印刷しても崩れない
- 墨でも箔でも、ちゃんと機能する
こういう“考え抜かれたロゴ”って、どんな媒体でもきちんと“働く”んですよね。
それ、名刺に入れて読める?3ミリで潰れない?
ロゴは「サイトに載せたら終わり」じゃありません。
- ファビコン(ブラウザの小さいマーク)
- モノクロ印刷
- 名刺、看板、ノベルティ
- そして…箔押し!!
小さくしても形がわかる?
墨一色でも成立する?金や銀で押してもカッコ悪くならない?
……これができるロゴ、意外と少ないんです。
実際、看板にして「…これ恥ずかしい」ってなる話
これ、あるあるです。
画面上で見たらよかったのに、いざ看板にしてみたら、
「えっ、なんか浮いてない?」
「地元の祭りの横断幕みたい…」
「うち、真面目な会社なんだけど…?」
ってなるやつ。
結局そこで「あーやっぱプロに頼も」ってなる。
最初からそうすればよかったのに、って思うんだけど、その痛みを経験してこそ成長…なのかもね。
みんながチャレンジできる場、それはいい
コンペという仕組み自体は、すごくいいと思う。
誰でも参加できて、発表できて、もしかしたら選ばれるかもしれない。
挑戦することに意味はある。
でも、ロゴってその先、何年も使う“顔”だから。
単価が安くても慎重にね。

ロゴで本当に必要なことは?
- 凝縮されたアイデアになっているか
- 小さくしても潰れないか(3ミリでも読める)
- 墨一色でも成立するか(印刷・箔押し対応)
- 50年使える普遍性があるか
実際、信頼できるデザイナーにお願いしたいなら【ココナラ】あたりを探してみるのもおすすめ。
自分の想いをちゃんと形にしてくれる人がきっといます。

アイデアを絞り、意味を凝縮し、どこに出しても通用する“記号”にまで昇華させる。
それを学ぶなら、やっぱり良書に触れるのが早い。
【ロゴデザインの本】を何冊か読んでみるだけでも、
「あ、そういう考え方があるのか」って視野が広がると思う。
長年もやもやしていた個人的な意見を書いてみた。
それでもいいならいいよ、知らんけど。
またね!
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