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時給243円!? B型支援の現実と、60歳からの生き抜く力

コラム・雑記

マンションの隣にできた事業所を見て考えた話

住まいのマンションの隣に「就労継続支援B型 〇〇〇〇」という看板が出ていた。

就労支援?事業所?“B型”?

あまり出入りする人の姿も見かけず、一体何をしているところなのか不思議だった。
気になって、ちょっと調べてみた。


「B型」ってそもそも何?

就労継続支援B型は、障がいや病気で一般就労が難しい人のための福祉サービス。
軽作業や内職のような作業を通して、少しだけお金(工賃)をもらえる仕組みだ。

ただし、その金額は平均して月に1万〜2万円程度。時給にすると約243円。

来れるときに来て、自分のペースで作業できるから、「社会とのつながりの場」としての意味はあるけれど、「仕事」として考えるとあまりにも厳しい現実がある。


なんでそんなに安いの?

理由は主に3つ。

  1. 雇用契約がない=最低賃金の対象外
  2. 売上が少ないため、分配される工賃も少ない(内職中心)
  3. 「訓練」が目的の制度だから

つまり、「これは労働じゃなくて訓練なので、安くても当然」という前提で成り立っている。
でも実際には、しっかり働いている人たちも多い。


うちの近所にもある「B型喫茶店」

最近では、B型事業所がカフェやベーカリーを運営するケースも増えている。
私の近所にも1軒あって、スタッフさんたちは笑顔で接客し、料理や掃除もしている。
見た目は完全に“普通の喫茶店”。

でも、そこで働く人たちの工賃は、月に1〜2万円
フルで働いても「お小遣いレベル」なのが現実。

「ちょっと安いメニュー」も、よく考えたら当たり前だ。
時給243円で回しているお店だから。

フランチャイズ展開している事業所もあるという話も聞くと、
福祉の名を借りたビジネスの匂いもしてくる。


「間にいる人たち」は制度からもれやすい

今の制度は、「はっきり分類できる人」には支援がある。

  • 障がいがある人
  • 要介護認定を受けている人
  • 健康でバリバリ働ける人

でも実際には、「障がい認定はないけどしんどい」「介護まではいかないけど働けない」という
“間にいる人”が大勢いる。

そういう人に、今の制度はあまりに冷たい。
B型を使えるかどうかも自治体次第。使えたとしても、工賃は雀の涙。

支援があるとは言っても、制度はとても複雑で、
そもそも「知らなかった」「自分は対象外だった」というケースも多い。

本当に困っている人のところに、支援が届かない。制度の“盲点”がそこにある。


結局、お金があればなんとかなる

身も蓋もないようだけど、これが現実。

  • 体調が悪ければ無理せず休める
  • ヘルパーも頼める
  • 「働かない」選択肢がとれる

お金がないと、選べない。制度にも頼れない。
だからこそ、今のうちに自己防衛するしかない。


健康を保つことが最大の備え

老後、制度に振り回されずに暮らすために。

  • 自分の足で歩ける体を維持する
  • 小さな副業・スモールビジネスで収入源を確保する

「もう60歳だし今さら…」と思うかもしれない。
でも、そう思って何もしないでいる方が、もっと怖い。
60歳からだって間に合う。
今できることを始めるだけで、未来の選択肢は確実に増える。


知らないままでいると、制度の盲点に落ちる

社会のルールはどんどん変わっている。

制度も複雑で、知っていなければ支援にすらアクセスできない。

自分たちはちゃんと生きて、頑張っているのに、
知らないというだけで取り残されてしまう―それが今の社会の一面。

「知らなかった」では済まされない現実が、目の前にある。
知って、備えて、生き延びよう。


※アイキャッチには、イラストACのエトユニグラフィックさん(作者ページ)の素材を使用しています。

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