60代からの在宅ワーク、どう始める?
スマホもAIもなかった時代から、自宅でコツコツ働いてきた私が今思うこと。
「もう年だから」「スキルがないから」──そんな声もよく聞きます。
でもね、本当に必要なのは“ちょっとの発想転換”と“自分らしい掛け合わせ”。
この記事では、30年の在宅ワーク経験をもとに、
60代から始める“職業未満”の働き方と、その可能性を紹介します。
あなたの「くだらない得意」が、誰かの役に立つかもしれませんよ。
在宅ワーク30年。FAXと電話の時代から、スマホとAIの時代へ
「在宅ワーク」という言葉がなかった頃から、家でコツコツ働いてきました。
最初はFAXでやり取り、電話で確認、紙で納品。
時代は流れ、今はパソコンとスマホで、仕事ができるようになりました。
便利になった分、変わったのは“働き方の選び方”。
そして今、AIとの共存が始まっています。

4つ重ねて、“掛け合わせのオリジナル”肩書き
昔は「〇〇×デザイン」みたいな肩書きが新鮮だったけど、今では当たり前。
1つや2つじゃ差別化できない。
今は「〇〇×△△×□□×◇◇」くらいの組み合わせが必要な時代かもしれません。
たとえば私なら「在宅ワーク×イラスト×発信×小さな商い」。
肩書きじゃなくて、生き方そのもの。
AIにできない“くだらなさ”が、あなたの価値になる
今のAIはすごい。
文章も絵も診断も、あっという間。
でも、それでも人間にしかできないことがある。
自分の特長を今一度、掘り起こしてみよう!
たとえば「なぜかよく頼まれること」「苦にならないこと」「簡単にできること」。
そういう“くだらない?”ことの中にこそ、自分にしかできない仕事のヒントがあります。
- 他人の物を片づける → 整理整頓スキル?
- 話しすぎる → 説明・共感力?
- 愚痴を聞ける → 傾聴スキル?
- SNS見すぎ → 情報収集?
- サボりたい → 効率化の達人?
- つい人の話にツッコミを入れる → 観察力&場の空気を読む力?
- なんでもメモしている → 記録力・要約力?
- ついつい比較してしまう → 分析好き・評価眼?
- 手を動かすのが好き → 実践的なモノづくり適性?
こうした細かいスキルをかき集めていくと、月に10万円くらいの収入になることもあります。
大きなことをしなくても、ちゃんと積み重ねれば生活の支えになる。
だから、仕掛けていきましょう。
細かいけれど、ちゃんと意味がある。
「楽なこと」から始めて、あとから“肩書き”にすればいい
自分の別の面を使ってみること。お金は後からついてくる。
だから、まずは“楽なこと”“無理なくできること”をひとつ加えてみる。
それが、自分だけの“掛け合わせのオリジナル”になる。
未来の働き方は、ネットの中で“職業未満”から育つ
身体が少し動かなくても、声が出なくても、ネットにはまだ自由があります。
家にいながら誰かとつながれる。
そんな環境で、「片づけ×ブログ×共感×高齢者支援」みたいな、
あなただけの働き方を組み合わせていけばいい。
職業は、自分で設計する時代です。
最後に:朝5時に起きるのは、自分の時間のため
私は、まだ肩書き未満の活動を続けています。
まだ収益になっていなくても、信じてやっている。
だから朝5時に起きて、まず自分のための時間を確保します。
子どもの頃、親に『我慢した木に実がなるんだよ』とよく言われたことを思い出します。
あの言葉、今になってじわじわ効いてきます。
今日も、ちょっとだけ未来を変えるために。
一緒に、もうひとつの“働き方”を探していきましょう。
またね。

※アイキャッチには、イラストACのエトユニグラフィックさん(作者ページ)の素材を使用しています。
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