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AIイラスト狩りが始まった。飲食店のチラシと料理写真は大丈夫か

AI活用

最近X(旧Twitter)で、地方の観光ポスターやチラシが次々と吊し上げられている。
「これAI生成では?」「誰がやったんだ」
小さな町のチラシまで見つけてきて、「これもだ」とやられている。

イラストレーターのタッチの違いは、私たちのような仕事の人間にはすぐわかる。一目で「あの人の絵だ」とわかる。
でも世間は、よほど有名な作家でない限り、誰の絵かなんて見ていない。
それなのに「これAIっぽい」だけは、すぐわかるらしい。だから叩かれる。

飲食店のチラシやメニューも、AI画像で晒されるのか

チラシ、メニュー、看板、SNSの投稿画像。お店は、思っているより多くの絵と写真を出している。
自分でAIを使わなくても、チラシを頼んだ制作会社やフリーランスが、AIの絵をそのまま納品することがある。気づかずに配って、ある日スクリーンショットで晒される。店名と一緒に。
小さなお店は、信用が全部だ。Googleマップの口コミも、Instagramも、常連さんの目も、一度ついた印象は説明しても戻らない。

AIで作った料理写真は、来店したお客さんをがっかりさせる

以前、仕事を頼まれたお店から、鍋料理の画像を渡されたことがある。ChatGPTで作ったので、これを使ってほしいという依頼だった。シズル感があって、立体的で、よくできた画像に見える。
でも、湯気が偽物だった。艶が実物と違う。具材が不自然なほど均一に揃っている。総合すると、実写では作れない画像だった。
私が見ればわかる。店主には、見分けがつかない様子だった。

本物の写真もあった。どちらか良いほうを入れてほしいと言われて、迷わず本物を使った。
チラシを見て来店したお客さんが、写真と違いすぎると感じたら、がっかりする。それはお店が負うリスクだ。

店主が見分けられないのは、見慣れていないだけで、おかしなことではない。だから「見分けがつくか」で判断しないほうがいい。実物があるなら、実物を使う。

実写の写真でも、チラシやメニューには「写真はイメージです」と小さく入れておく。盛り付けや量は、撮影のときと、お店で出すときで、多少ずれる。それを先に断っておくための一言だ。
ただし、この注記は実物との多少の違いのためのものだ。AIで作った画像が実物と大きく違うことの言い訳にはならない。

やっておきたいこと

・料理や商品の写真は、AIで作らず実物を撮る。AI画像と実物が両方あるなら、実物を選ぶ
・実写の写真でも、「写真はイメージです」と入れる
・イラストは、AI生成を除外した素材サイト、購入した素材、手描きのいずれかにする
・AIの出力を、そのままチラシ、メニュー、看板、SNSに使わない
・外注するときは、文面で確認しておく。「納品物にAI生成の素材を使う場合は、事前に教えてください」
・購入した素材は、サイト名と購入日を記録しておく

疑われたとき

AIを使っていないなら、素材の購入記録や制作の過程を見せる。使っていたなら、早めに認めて、差し替える。遅れるほど、説明は聞いてもらえなくなる。

AIは、叩き台としては今まで通り便利だ。ただ、お客さんの目に触れるものだけは、実物か、買った素材に差し替える。

※アイキャッチはAIで作成しました。

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