「ホームページをリニューアルしたので、チラシを作りたいんです」
広告制作をしていると、よくある依頼です。
もちろん、それ自体は間違いではありません。
でも時々、こんなことを考えます。
ホームページを見せるためのチラシを作り、
チラシを見せるためにSNSを更新し、
SNSを見てもらうために広告を出す。
あれ?
何のためにやっているんだっけ?
そんな気持ちになることがあります。
お客様が見たいのはホームページではない
例えば住宅会社なら、お客様が興味を持っているのはホームページではありません。
興味があるのは「家」です。
どんな家が建つのか。
予算はどれくらいなのか。
自分たちの暮らしに合うのか。
その答えを探すためにホームページを見るのであって、ホームページそのものを見たいわけではありません。
ところが、ホームページが完成すると、作り手の視点は少し変わります。
「ホームページをリニューアルしました!」
「施工事例を増やしました!」
「お客様の声を掲載しました!」
言いたくなる気持ちはよく分かります。
でも、お客様からすると、それは会社側の出来事です。
正直、それだけでは動きません。
情報より先に、感情が動く
今の広告は、単なる情報提供ではありません。
私はむしろ、
広告は“感情の入口”
だと思っています。
人は、興味のないものをわざわざ調べません。
QRコードを読み込むのも、
URLを入力するのも、
検索するのも、
すべて小さな手間です。
そして、人は思っている以上に忙しい。
だから、
「ホームページがあります」
だけでは動かない。
「自分に関係があるかもしれない」
「何か答えが見つかるかもしれない」
そんな期待が生まれたとき、初めて行動します。
QRコードの先に何があるのか
大切なのはQRコードそのものではありません。
その先にある未来です。
例えば、
- 子育てしやすい家づくりのヒント
- 光熱費を抑える方法
- 小さなお店の集客アイデア
- 自分に合ったサービスとの出会い
そうした期待があるから、人は行動します。
QRコードは入口でしかありません。
入口を作るだけでは、人は入ってきてくれないのです。
広告の役割は感情を動かすこと
広告の役割は、情報を並べることではありません。
QRコードを読み込む手間以上の価値を感じてもらうこと。
「ちょっと見てみようかな」
そう思わせることです。
もし広告の目的が、
「ホームページを見てもらうこと」
だけになっているなら、一度立ち止まって考えてみる価値があるかもしれません。
本当に見てもらいたいのはホームページですか?
それとも、その先にある商品やサービスですか?
おまけ
とはいえ。
社長が手描きのラフスケッチを持ってきて、
「ここにQRコードを大きく入れて」
と言ったら、その通りに作ります。
現場からは以上です。
ちょっとだけ辛いです(笑)。



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