「まだ準備中だから。」
「もっときれいに整ってから。」
「実績が増えてから発信しよう。」
そんなふうに思っている人は、多いのではないでしょうか。
でも私は、逆だと思っています。
一番見てもらいたいのは、何もないところから始まる瞬間です。
応援は、完成してからではなく、始めたときにもらえる
少しくらい下手でも、経験が浅くても、一歩ずつ前に進もうとしている人を、私たちは自然と応援したくなるものです。
完成された姿は「すごい」と思われます。
でも、不格好でも一生懸命に頑張る姿には、「頑張れ」という気持ちが生まれます。
みんなの応援をもらえるのは、完璧な姿ではありません。失敗したり、迷ったり、それでも前へ進もうとしている姿を見せたときです。
商売も同じです。
「何もない店舗」は、一度しか撮れない
もし開業前なら、ぜひ写真を撮ってください。
工事前の店内。まだ何も置かれていない空間。床しかない店舗。誰もいないカウンター。
「こんな写真を載せてもいいのかな。」
そう思うかもしれません。でも、その写真は二度と撮れません。完成してしまえば、その景色は永遠に戻ってこないからです。
何もない店舗は、何もないのではありません。お店の物語が始まる、またとないチャンスなのです。
完成までの過程こそ、お店の魅力になる
自分で印刷した、少し曲がったチラシでもいい。手作りのPOPでもいい。壁に貼った看板でもいい。
最初は洗練されていなくても、その時の精一杯が伝われば十分です。
そして、その一つひとつを記録として残していきましょう。
「あのチラシ、見やすくなったね。」
「看板が変わったね。」
「お店の雰囲気がどんどん良くなっているね。」
そんな変化を見てもらえることも、お店の魅力になります。
商売は、一日で完成するものではありません。試して、直して、また試す。その繰り返しです。
写真には、あなたの言葉を添えてください
一枚の写真だけでは伝わらないことがあります。だからこそ、あなたの言葉を添えてください。
「今日はここまでできました。」
「思ったように進みません。でも少しずつ形になっています。」
「一年後に、この写真を笑って見返せるよう頑張ります。」
そんな言葉があるだけで、その写真は単なる記録ではなくなります。
人は、きれいな写真だけに心を動かされるのではありません。誰かが本気で挑戦していることが伝わったとき、「応援したい」という気持ちが生まれるのです。
小さなお店だからできる発信
大企業は、完成したものを見せるのが得意です。でも、小さなお店には別の強みがあります。
店主の悩み。工夫。失敗。改善。そのすべてを、お客様と一緒に歩んでいけることです。
まとめ
不格好でも構いません。最初の一歩を見せてください。
「ここから始めます。」
その一言には、どんな立派な広告よりも人を動かす力があります。
完成したお店には、お客様が集まります。でも、未完成の頃から見てもらえたお店には、応援団ができます。
小さなお店だからこそ、その応援団を大切に育てていきましょう。



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