先日、ハロウィンの店頭ディスプレイを考えていて、改めて思ったことがあります。
ハロウィン、クリスマス、お正月。こういう季節の飾り付けは、単なる店内装飾ではなく、小さなお店にとってはかなり使い勝手のいい「宣伝材料」になります。
大掛かりな広告を出さなくても、店を少し変えるだけで写真が撮れる。その写真をInstagramやGoogleの新着情報に載せれば、ひとつの投稿になる。
だったら小さなお店こそ、こういう季節イベントは少し張り切ってもいいのではないかと思っています。
季節のディスプレイは、投稿する理由になる
小さなお店がSNSを続けていると、案外困るのが「今日は何を投稿するか」です。
新商品が毎週出るわけでもないし、キャンペーンをしょっちゅうやるわけにもいきません。
だからといって、
「今日も営業しています」
だけでは、毎回同じような投稿になってしまいます。
その点、季節のディスプレイは使いやすい。
「ハロウィン仕様になりました」
「今年もクリスマスの飾り付けをしました」
「お正月の準備を始めました」
これだけで投稿する理由ができます。
写真も毎回少し違うので、SNSの画面にも変化が出ます。
ハロウィン、クリスマス、お正月は特に使いやすい
季節の行事はいろいろありますが、店頭ディスプレイとして使いやすいのは、やはりハロウィン、クリスマス、お正月あたりです。
色やモチーフがはっきりしているので、一目で季節感が伝わります。
ハロウィンならオレンジや黒、カボチャ。
クリスマスならツリーやリース、イルミネーション。
お正月ならしめ縄、松、赤や金。
少し飾るだけでも普段の店とは違って見えます。
美容院でも、理容店でも、接骨院でも、飲食店でも使えます。業種によって派手さは変えればいいだけで、季節を感じるものが少しあるだけでも店の印象は変わります。
小さなお店は「店そのもの」が広告になる
大きな会社なら、広告用の撮影をして、モデルを呼んで、専用の写真を用意することもできます。
小さなお店では、そこまで毎回やるのは難しい。
でも、小さなお店には実際の店があります。
入口があり、看板があり、商品があり、働いている人がいます。
ここを使わない手はありません。
店頭を少し飾って写真を撮れば、それ自体が広告素材になります。
作ったディスプレイを、
Instagramに載せる。
Googleの新着情報に載せる。
ホームページに載せる。
LINEで知らせる。
一度の飾り付けから、何度か使うこともできます。
広告を一から作るというより、日常の営業の中に「撮れるもの」を作っておく感じです。
完璧なディスプレイでなくてもいい
ここで、あまり立派なものを想像しなくてもいいと思います。
百貨店のショーウインドウのような完成度は必要ありません。
むしろ小さなお店の場合、少し手作り感があった方が店の雰囲気が伝わることもあります。
100円ショップで材料を買ってきてもいいし、昔使った飾りをまた出してもいい。
フェルトを切ったり、紙で文字を作ったり、黒板に手描きしてもいい。
全部新品で揃える必要もありません。
大事なのは、写真を見たときに、
「あ、もうハロウィンなんだな」
「この店、今年もクリスマスやってるな」
と分かることです。
店主が毎年ちょっと楽しんでいる感じが出るのも、小さなお店ならではだと思います。
写真を撮るところまで考えて飾る
せっかくディスプレイをするなら、私は「写真に撮ったときどう見えるか」まで考えた方がいいと思っています。
店に入ったときにはかわいく見えても、写真にすると背景にいろいろ写り込んで、何を撮ったのか分からなくなることがあります。
だから一か所だけでも、
「ここを撮れば季節感が出る」
という場所を作っておく。
入口付近でも、受付でも、商品棚の一角でも構いません。
全部を飾る必要はありません。
写真に使える場所を一か所作るだけでも十分です。
その写真を縦で撮ればInstagramの投稿やストーリーズに使えますし、横で撮ればGoogleやホームページにも使いやすくなります。
お客さんとの会話のきっかけにもなる
ディスプレイには、広告とは少し違う役割もあります。
「かわいいですね」
「もうクリスマスですね」
「この飾り、自分で作ったんですか?」
そんな一言から会話が始まることがあります。
小さなお店では、この何気ない会話が案外大きい。
商品説明でも営業トークでもないので、お互い気楽です。
特に一人で営業している店や、予約制の店では、こういう小さな話題が店の空気を柔らかくしてくれます。
毎年やれば、それ自体が店の習慣になる
さらに面白いのは、毎年続けることです。
去年のクリスマス。
今年のクリスマス。
少しずつ飾り方を変えていく。
すると、いつの間にかその店の恒例になります。
「今年はどんな飾りにしたんだろう」
と思ってくれる人が一人でもいれば、それで十分です。
毎年ゼロから大きな企画を考えなくても、季節が来れば自然に投稿する材料が生まれます。
これは、常に新しいネタを考え続けなければならないSNS運用では、かなり助かります。
広告を作るより先に、店の中にネタを作る
SNSの相談を受けると、どうしても「何を投稿するか」という話になります。
でも、その前に、
「投稿したくなるものを店の中に作る」
という考え方もあります。
季節のディスプレイは、その中でも取り入れやすい方法です。
ハロウィン、クリスマス、お正月。
せっかく店をやっているなら、このあたりは少し張り切っていいと思います。
お客さんに楽しんでもらえて、店の雰囲気も変わり、写真も撮れて、SNSにも使える。
一つの飾り付けが何役もしてくれます。
まとめ
小さなお店の宣伝というと、チラシを作る、広告を出す、SNSを頑張る、と考えがちです。
でも、実際の店を少し変えることも立派な販促になります。
むしろ小さなお店は、店主本人や店の空気、季節ごとの変化まで含めて宣伝材料にできます。
私は広告を作る仕事を長くしていますが、最近は広告だけを作るのではなく、「写真に撮りたくなるものを店に作っておく」というのも結構大事だと感じています。
さて、ハロウィンが終わったら次はクリスマス。
こういうものは、仕事というより少し遊ぶくらいの気持ちでやった方が、案外いいものができる気がします。




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